こんにちは、前回は小児矯正(Ⅰ期)でした。
本日はⅡ期の矯正についてお話し致します。
まず不正咬合の種類についてです。
【叢生(乱ぐい歯)】
あごの骨に十分なスペースがなく、あごに対して歯が大き過ぎるなどの問題によって、歯が乱立して生えてしまっている状態。
見た目にも歯並びがガタガタで、噛み合わせも悪い。
【上顎前突(出っ歯)】
上あごや上の前歯が前に出たり、下あごが後退したりしている状態。
あごの骨に問題がある場合と、歯だけが前に出ている場合がある。
【下顎前突(受け口)】
噛み合わせたときに下の歯が上の歯より前側にある歯並びのこと。
上の歯のかぶさりがないので、下の歯の先端から根元まですべて見える。
【空隙歯列(すきっ歯)】
歯と歯の間が開いている状態。歯そのものが小さい、歯に対してあごが大きい等が原因で起こる。
また、埋伏歯や先天欠如歯など、歯の本数が足りなくて起こる場合もある。
【過蓋咬合】
上の前歯が下の前歯に深くかぶさっている噛み合わせ。
ときには、下の前歯が上の前歯に隠れて見えないことも(正常なのは、上の前歯が下の前歯を1/3~1/4くらい覆っている状態)。
【開咬(かいこう)】
主に奥歯をしっかり噛んだときに前歯が噛み合わず、上下の前歯の間が開いている状態。口の中が乾きやすく、むし歯や歯周病、顎関節症になりやすい。
【交叉咬合】
上下の奥歯が横にずれて、反対に組み合わさっている噛み合わせ。
正中線(上下の歯の真ん中のライン)がずれている場合が多い。
✨矯正の種類
→ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歯に装置が常についています。マウスピース矯正のような取り外しの手間はありません。
直接舌に当たらないので発音に影響しにくく、違和感も少ないです。
ですが、ブラケット装置が目立ちやすく、口元に厚みが出やすく、ワイヤーに食べかすが詰まりやすいなど
欠点もあります。
→マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピース矯正は取り外しが可能で、目立ちにくく、ワイヤーに比べ痛みが少ないです。
欠点としてワイヤー矯正に比べて適用範囲が狭く、ご自身で管理する手間があります。
マウスピースを先生に言われた通りに使用しないと矯正期間が延びてしまうことがあります。
当院では矯正相談を行なっています。
興味のある方、歯のガタ付きが気になる方は一度矯正相談をおすすめ致します。
お口の中の写真を撮り丁寧にわかりやすく説明いたします。
お気軽にスタッフにお声掛けください!